【双極性障害・躁鬱】うつのとき、みんなどうしてる? 双極性障害の当事者が語る“休み方”の選択肢

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記事の内容について

質問内容:鬱状態を乗り切るコツがあれば教えてください。

アンケート回答数:177件

データの解答の傾向や、回答数、解答内容に応じた傾向まとめ

今回のアンケート「うつ状態を乗り切るコツ」に対して、寄せられた回答には177件のリアルな声が含まれていました。その中でも、内容の傾向は比較的明確に分類できるものであり、大きく以下の3つのカテゴリに分かれる傾向が見受けられました。

  1. 「寝る・横になる」ことで過ごすという対処法
  2. 「泣く」という情動の発露
  3. 「薬(頓服など)を服用する」など医学的な対応をとる行為

最も多かったのが、「ひたすら寝る」「とにかく横になる」「布団から出ない」といった、「とにかく何もしない・横になる」ことで時間の経過をやり過ごすという方法でした。この傾向は特に顕著で、全体の過半数近くがこのスタイルの記述に該当していると考えられます。身体の倦怠感や気分の落ち込みからくる動けなさに対し、自ら抵抗するというよりは「受け流す」「寝てやり過ごす」ことが選択されている傾向があります。

次に多かったのが、「泣く」「泣いて寝る」といった情動の放出によって気持ちを整理しようとする行動です。感情が溜まりすぎること自体が苦しさの要因であるとするならば、「泣く」ことでその蓄積を緩和しようとしているようにも見えます。これは精神的な浄化作用(カタルシス)として一般的に知られている行動とも合致するもので、うつ状態の最中にあって「言語化できない苦しさ」を涙として外に出す行動といえるかもしれません。

三つ目は「頓服を飲む」「薬を飲んで寝逃げする」といった服薬による対処です。これはある意味で自己管理的な姿勢を示しているとも考えられます。多くの場合、医師から処方された薬を適切なタイミングで用いることで、「うつの深みに沈む前に一時的に鎮静させる」といった目的があると推察されます。

これらの他にも、少数派ではありますが「とにかく家事をこなすことで気を紛らわせる」「誰かと連絡を取る」といった“能動的な行動”も確認されました。ただし、件数としては少なく、うつ状態の渦中においては「動くこと自体が困難である」という現実も浮かび上がっていると感じます。

また、回答の文体や語尾にも一つの傾向が見られます。たとえば「ひたすら寝る」「とにかく寝る」「何もせず寝る」など、どれも簡潔で短い表現が多く、言葉数の少なさそのものが回答者の状態を象徴しているようにも受け取れました。

全体を通して言えるのは、うつ状態における「乗り切る」という行為が、「回避」や「遮断」「やり過ごす」などの受動的な手段に集中しているという点です。無理をせず、エネルギーを必要としない方法をとることが多く、逆に言えば「できることをやる」よりも「できないことを受け入れる」という姿勢の方が多く見られたとも言えるでしょう。

このように、回答内容には「無理をしない」「今できる最低限のことをする(あるいはしない)」という共通したメッセージが含まれているように感じられました。

データの学びと活用方法の提案

うつ状態に直面したとき、「どうすればいいのか分からない」と感じたことはありませんか? 今回のアンケートを通じて、多くの方が「とにかく寝る」「横になる」といったごくシンプルな行動で、なんとかその時間をやり過ごしていることが分かりました。これを知ったとき、私は心が少し軽くなるような気がしました。「何もしなくてもいいんだ」と思えたからです。

「うつのときは頑張っちゃいけない」これはよく耳にする言葉ですが、実際にどうすれば“頑張らない”でいられるのかは、なかなか難しいテーマです。でも、アンケートのなかで多くの方が選んだ「寝る」「横になる」という選択肢は、まさにその“頑張らない”の具体的な形なのかもしれません。

私たちは、何か問題があるとすぐに「解決しなきゃ」「動かなきゃ」と思ってしまいがちです。でも、うつの渦中にあるときは、それが逆に心や体を傷つけてしまうこともあるのだと思います。むしろ、「動かない」「起きない」「布団から出ない」。そんな状態を自分自身に許してあげることこそが、回復の入り口なのかもしれません。

また、「泣く」ことや「薬を飲んで寝逃げする」といった行動にも、どこか自分を守ろうとする意思が感じられます。悲しみを涙にして出すことも、適切な薬に頼ることも、すべて自分を守る手段の一つ。「これじゃダメだ」と思う必要は、決してないのだと、改めて感じました。

このアンケートから得られる学びは、「回復のための正解は一つではない」ということだと思います。ある人にとっては“寝る”ことが支えになり、またある人にとっては“泣く”ことや“薬を飲むこと”がきっかけになる。そのどれもが間違いではなく、その人のタイミング、その人の体と心の声に寄り添った選択なのだと思います。

もし今、うつ状態で何もできない自分を責めている人がいたら、「できないことが今のあなたの自然な状態なんだよ」と、そっと伝えたくなります。そして、そんなあなたにも、このアンケートに参加してくれたたくさんの方々と同じように、「今は寝る」「何もしない」という選択をしている時間が、きっと未来のあなたにとって優しい時間になることを願っています。

無理をしない。休んでいい。泣いてもいい。何もできない時間があっても、それは「何もしないことをしている」時間なのかもしれません。どうか、自分を少しだけ許してあげてくださいね。

登場した用語の一般的な解説

①「寝る」「横になる」ことの意味

アンケートでは圧倒的に「寝る」「布団にくるまる」「何もせず横になる」といった行動が多数を占めていました。精神的な疲労が強い時、特にうつ状態にある時には、脳や身体が過剰な刺激に対して極端に敏感になる可能性があると言われています。

そのため、何もせずに横になることで、外部刺激から自分を遮断し、神経系を休ませることができるという考えがあります。これには、自律神経系、特に交感神経の過緊張を緩めるという意味合いがあるとする説も見られます。つまり、「休むこと」は、うつ状態のときに取れる“最小限のセルフケア”の一つとして受け止められているのかもしれません。

②「泣く」ことの作用

「泣く」という行動も多くの回答に含まれていました。心理学やストレスケアの分野では、涙を流すことが「カタルシス(情動の浄化)」につながる可能性があると言われています。特に感情を言葉にできない、または表現できない状態にある人が、涙を通じて一時的に緊張をほぐすような形で心が軽くなることがあると言われています。

③「頓服を飲む」「薬を飲んで寝逃げする」ことの意味

うつ状態を「薬で乗り切る」という回答も一定数見られました。とりわけ「頓服薬」という表現が複数回登場していました。頓服薬は、症状が強く出たときに一時的に用いる薬で、不安や気分の波を一時的に和らげるために処方されるケースがあります。これにより、深刻な症状の悪化やパニック状態を防ぐ役割があるとされているようです。

ただし、薬に関しては「自分の判断で使用量やタイミングを変えること」は一般的に避けるべきとされており、医師の指示のもとで使用することが重要だと言われています。

④「何もできないことを受け入れる」姿勢について

今回の回答では、「何もできない自分を責めずにただ過ごす」「それでもいいんだと自分に言い聞かせる」という記述も多くありました。これは、近年注目されている「セルフ・コンパッション(自己への思いやり)」という考え方に通じるものだと思われます。

自己批判が強いと、精神的にさらに追い込まれてしまうことがありますが、「今はできなくても大丈夫」「この状態も自分の一部」と受け入れることで、回復への道を妨げない姿勢が保たれやすくなる、という考え方が提唱されています。

⑤「寝逃げ」について

「寝逃げ」という表現も複数見られました。これは、自分の感情や思考から一時的に逃げるために眠ることを指す俗語です。必ずしも推奨される手段ではない場合もあるとされていますが、一部では「思考を強制的に止める手段」として肯定的に捉えられることもあります。

ただし、「寝すぎることで生活リズムが崩れ、かえって悪化する」という懸念があるため、こちらもやはり医師のアドバイスを受けたうえでの対応が望ましいと一般的には言われています。

お知らせ

気分の波がある方におすすめ!
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今後も引き続き双極性障害の方を中心にアンケート・体験談の回収を行なっております。
また、躁うつ塾は、双極性障害を始めとし、精神疾患者向けのサービス構築に励んでまいります。

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①双極性障害の方
②うつ病の方
③診断はされていないが気分の波がある方
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もし、ご自身や身近な方に似たような悩み・症状がある場合は、必ず専門の医師・医療機関にご相談ください。あなたの健康と安全を最優先に考えていただくことを、心から願っております。

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