双極性障害×結婚・出産のリアル「妊娠も育児も、想像以上だった」

双極性障害×結婚・出産
のリアル
「妊娠も育児も、
想像以上だった」
運営者紹介
今回も記事を読んでくださりありがとうございます!
私たち『躁うつ塾』は双極性障害の方を中心に様々なサービスを提供しています。
- 双極性障害の方の「自分の心の声を伝える」をテーマに、自分のことを説明し周りの理解を得るための自己理解ワーク『支援者マニュアル』のサービス提供
- 双極性障害の方を中心にアンケートや体験談を回収し記事を執筆
- 双極性障害を広めるためのSNS活動(主にInstagram、TikTok)
記事の内容について
質問内容:双極性障害を抱えながら、結婚や出産をして大変だったことを教えてください。
アンケート回答数:77件
データの解答の傾向や、回答数、解答内容に応じた傾向まとめ
双極性障害を持つ当事者が、結婚や出産に関して直面する困難は多岐に渡っており、主に以下のようなカテゴリに分けられます。
妊娠・出産との両立
回答の中で最も多く言及されていたのが、妊娠・出産に関する困難です。特に「妊娠中に服薬できない」「母乳育児ができない」「症状が激しくなる」などの問題が繰り返し報告されました。これは、双極性障害の治療に使用される薬の多くが妊娠中に使用制限されるため、症状の管理が困難になるという背景があります。
家族関係・家庭内の問題
次に多かったのが「義理の両親との不和」「パートナーの無理解」など、家族との関係に関する困難です。特に、病気の症状や性質を理解してもらえず、体調が悪化するケースが報告されています。これは、精神疾患に対する社会的・文化的理解不足が背景にある可能性があります。
パートナーへの病状の打ち明け・恋愛の障壁
恋人や結婚相手への病状の告白に関する不安や、それに起因する交際や結婚の破綻も多数報告されました。特に「マッチングアプリで病気を打ち明けた途端に音信不通になった」「理解が得られず振られた」など、自己開示によるリスクが強調されていました。
育児の負担
育児そのものに困難を感じる方も一定数存在しました。体調の波による「子どもの世話ができない」「しっかりと育てられるか不安」など、病気の性質が育児に与える影響を強く認識している回答が見られました。
環境変化に伴う医療継続の困難
転勤や引越しなど、環境変化による医療機関の切り替えで苦労するという回答もありました。特に、精神科医やカウンセラーとの信頼関係が重要であることから、病院を変えること自体がストレスとなっているようです。
以上のように、双極性障害の方が結婚や出産を通じて直面する課題は、「病状管理」「対人関係」「育児」「環境適応」など多方面に及んでいます。それぞれの問題は個別に見えて、実際には密接に関連しており、複合的に負担が積み重なっている傾向が見受けられます。
データの学びと活用方法の提案
このアンケート結果を通じて、双極性障害を抱えながら「結婚」や「出産」といった人生の大きなイベントを経験する中で、多くの方が共通して抱えている葛藤や困難が浮かび上がってきました。きっと、この記事を読んでくださっているあなたも、似たような思いや場面に心当たりがあるのではないでしょうか。
まず、最も多かった声が「妊娠・出産に関する不安」でした。薬の服用ができず症状が不安定になったり、母乳が与えられないことへの罪悪感を抱えたりするお話は、本当に多く寄せられています。妊娠・出産はもともと心身に負担がかかるものですが、そこに精神疾患のコントロールが加わると、さらに多くのサポートや配慮が必要になることが分かります。
また、「家族関係」や「パートナーとの関係性」についての悩みも多くありました。病気への理解が得られずに孤独を感じたり、家族内でのコミュニケーションが難しかったりすることが、体調の波にも影響しているようです。特に、義理の両親との関係で悩む方が多いのは、生活環境や文化的背景など複数の要素が絡んでくるからかもしれませんね。
こうした現実を前にしたとき、私たちにできることは何でしょうか。ひとつは「一人で抱え込まないこと」。同じような経験をしている人の声を聞くことで、「あ、自分だけじゃないんだ」と感じられることがあります。そしてそれが、小さな安心感や、次の一歩を踏み出す勇気になることもあります。
また、家族やパートナーに対しても、「理解してほしい」気持ちだけでなく、「伝える工夫」や「一緒に学ぶ」姿勢が大切かもしれません。診断書や病気の冊子を見せながら話す、一緒にカウンセリングに行くなど、小さな積み重ねが関係性を支える力になってくれるはずです。
最後に、「今は難しいかもしれないけれど、いつか…」と未来に希望を持てるように、身近に頼れる人や専門家と繋がることを意識してみてください。このアンケートに参加してくれた多くの方々の声が、きっとあなたの背中をそっと支えてくれるはずです。
あなたがあなたらしく生きられる日々を、心から応援しています。
登場した用語の一般的な解説
1. 妊娠中の薬物制限について
双極性障害の治療には、「気分安定薬(ムードスタビライザー)」や「抗精神病薬」などが使われることが一般的にあります。しかし、妊娠中はこれらの薬剤の中に胎児への影響(催奇形性など)のリスクがあるものがあるため、使用が制限されたり中止されたりする場合があります。
たとえば、リチウムは胎児への心奇形リスクが指摘されることがあり、特に妊娠初期の服用には慎重になるよう指導されることがあります。そのため、妊娠が判明すると治療方針の再調整が必要となり、不安定な症状が出るケースもあると言われています。
2. 母乳育児と薬物療法の関係
出産後の母乳育児においても、薬が母乳を通じて赤ちゃんに移行することがあるとおっしゃる方もいます。そのため、一部の薬では母乳育児を避けるよう推奨される場合があります。母乳を与えられないことに対する「申し訳なさ」や「罪悪感」を感じる方もおり、精神的な負担につながることがあるようです。
3. パートナーへの告白とスティグマ(偏見)
双極性障害に限らず、精神疾患を持つ方が恋愛や結婚において「病気をどう打ち明けるか」という問題は非常にデリケートです。特にマッチングアプリのような新しい出会いの場では、告白のタイミングや伝え方が難しく、相手の理解が得られずに関係が終わってしまうこともあるとされています。
これは精神疾患に対する社会的な偏見(スティグマ)が影響していると考えられており、当事者が「自分は受け入れてもらえないのでは」と感じる背景ともなっています。
4. 家族との関係と病気の影響
病気に対する理解の差が、家庭内の対立や孤立を生むこともあります。義理の家族との関係に悩むという回答も多く、これは多くの人に共通するテーマです。双極性障害の特徴である「気分の波(躁と鬱)」が生活や会話に影響し、本人が悪意なく起こした行動であっても、誤解や衝突を招くことがあるようです。
5. 症状の波と育児の両立
双極性障害の症状は、「躁状態」では活動的で衝動的な行動をとることがある一方、「うつ状態」では無気力や自己否定感が強く出ることがあるとされています。この気分の波は育児においても影響を及ぼす可能性があり、「育児がうまくいかないのでは」と不安を感じる方も少なくありません。
6. 転居による治療継続の難しさ
転勤や引越しによって、かかりつけの病院や医師と離れざるを得ないケースがあります。精神疾患の治療においては、医師との信頼関係や安定した通院リズムが重要とされており、それが中断されることで症状の悪化や不安定さが生じる可能性もあります。
こうした背景を知ることで、双極性障害を持つ方が直面している現実への理解がより深まると考えられます。
お知らせ

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今後も引き続き双極性障害の方を中心にアンケート・体験談の回収を行なっております。
また、躁うつ塾は、双極性障害を始めとし、精神疾患者向けのサービス構築に励んでまいります。
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①双極性障害の方
②うつ病の方
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本記事の内容は、医療行為を目的としたものではありません。記載されている情報は、双極性障害を抱える方々のアンケート結果をもとにした個人的な意見・感想・分類の試みであり、医学的な診断・治療の代わりにはなりません。
もし、ご自身や身近な方に似たような悩み・症状がある場合は、必ず専門の医師・医療機関にご相談ください。あなたの健康と安全を最優先に考えていただくことを、心から願っております。
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