【双極性障害・躁鬱】「眠くて何もできない」から「副作用ゼロ」まで──服薬の現実を177人が語る

「眠くて何もできない」から
「副作用ゼロ」まで
服薬の現実を177人が語る
運営者紹介
今回も記事を読んでくださりありがとうございます!
私たち『躁うつ塾』は双極性障害の方を中心に様々なサービスを提供しています。
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- 双極性障害の方を中心にアンケートや体験談を回収し記事を執筆
- 双極性障害を広めるためのSNS活動(主にInstagram、TikTok)
記事の内容について
質問内容:薬の副作用があれば教えてください。
アンケート回答数:177件
データの解答の傾向や、回答数、解答内容に応じた傾向まとめ
アンケートで寄せられた副作用の自由記述回答は多様でありながら、いくつかの主要な傾向に分類できます。
まず最も多かったのが「眠気」であり、これは服薬後の日中の活動に影響を与える副作用として広く共有されているようです。眠気は「過眠」「朝のだるさ」「日中の集中力低下」などと表現されることも多く、生活の質(QOL)に直接関わる問題として認識されています。
次いで「手の震え」や「倦怠感」といった運動機能・身体的エネルギーの低下に関連する訴えが目立ちました。手の震えは細かな作業が困難になる要因となり、当事者の自己効力感や社会生活に支障を与える可能性があります。
また、「体重増加」や「過食」「食欲増進」などの代謝関連の副作用も多く挙げられていました。これらは多くの向精神薬で共通して報告されている副作用であり、自己管理や医師との連携が特に重要となる領域です。一方で、「食欲不振」「体重減少」といった逆の傾向も少数ながら見られ、個体差があることも示唆されます。
「アカシジア」(じっとしていられない感覚)や「ふらつき」「めまい」などの平衡感覚・神経系への影響も報告されており、日常動作や外出、就労に支障をきたすことが想像されます。
「悪夢」「解離」「現実感の喪失」など、精神的な副作用を報告した人もおり、これは薬の効果と副作用が精神状態に対して多様な影響を持つことを示唆しています。
注目すべきは「副作用なし」との回答も一定数存在することです。これは個体差や処方薬の種類、用量、服薬期間、生活習慣などが影響していると考えられます。
最後に、回答には「母乳が出た」「失神」「盗汗」「不正出血」「眼球上転」など、比較的珍しい副作用も含まれており、こうした情報も貴重な事例として記録すべきだと感じます。
このように、データには共通性と多様性の両面が見られ、個人ごとの対応が求められる重要なテーマであることが改めて確認されました。
データの学びと活用方法の提案
今回のアンケート結果からは、薬の副作用に関するたくさんのリアルな声が集まっていました。
双極性障害の治療において、お薬の存在はとても大切なものである一方で、副作用に悩まれている方も少なくありません。「眠くて一日が過ぎてしまう」「手が震えて文字がうまく書けない」「体重が増えて自己嫌悪に陥る」。こうしたお声がいくつもありました。
このような副作用は、日々の生活に影響を及ぼすだけでなく、心のバランスにも影響を与えることがあると思います。でも、こうした声が「自分だけじゃないんだ」と分かることで、少しホッとする方もいらっしゃるかもしれません。
また、「副作用がなかった」という声や、「医師と相談して薬を調整したら楽になった」という経験談もありました。副作用に対して正面から向き合うこと、そして医療者とのコミュニケーションを諦めずに続けることが大切なのだと、改めて感じさせられました。
このアンケート結果を通して、自分の体の変化に敏感になること、自分自身の感覚を大切にすること、そして必要があれば環境や治療方法を見直す勇気を持つことの大切さを、みなさんと一緒に学んでいけたら嬉しいです。
「副作用がつらいからといって、自分を責めないでください。」そんな気持ちを込めて、この記事を書きました。どんな体調でも、あなたの存在が何よりも大切です。
登場した用語の一般的な解説
1. 眠気(過眠)
多くの向精神薬、特に抗精神病薬や気分安定薬には中枢神経を抑制する作用があるとされており、その結果、日中の強い眠気を感じることがあります。一般的に「鎮静作用」と呼ばれるもので、夜間の睡眠改善を目的として処方される一方で、日中の活動に支障をきたすこともあります。
2. 手の震え(振戦)
リチウム、バルプロ酸、抗精神病薬などで見られることがある副作用で、末梢神経や中枢神経への作用が影響していると考えられています。細かい作業や書字などに困難を感じるケースがあると一般に言われています。
3. 倦怠感
全身のだるさや活力の低下は、多くの精神科薬に共通して報告されており、薬剤の代謝過程や自律神経への影響が関係している可能性があります。抗うつ薬や気分安定薬の服用初期に多く見られる傾向があります。
4. 体重増加・過食
オランザピンやクエチアピンなどの抗精神病薬、リチウム、バルプロ酸などの使用により、食欲の亢進や代謝の変化が起こり、体重が増えることがあるとされています。体重増加は患者さんのQOLに影響するため、食生活の見直しや運動の工夫が推奨されることもあります。
5. 吐き気・消化不良
胃腸に作用する副作用として、リチウムや抗うつ薬などでよく見られます。服薬直後や空腹時の摂取で悪化する傾向があるとされ、食後に服用することで軽減されることがあります。
6. アカシジア(静座不能)
抗精神病薬で見られることのある副作用で、体の内側から「動きたい」という強い衝動を感じ、じっとしていられなくなる症状です。薬の調整や他の薬剤での対応が検討されることがあります。
7. 不正出血・乳汁分泌などの内分泌系の影響
ドパミン遮断系の抗精神病薬により、プロラクチン濃度が上昇し、月経不順、乳汁分泌(高プロラクチン血症)といった内分泌系の副作用が起こることがあると言われています。
8. 現実感の喪失・解離感覚
稀ではありますが、一部の薬剤や精神状態の影響により「現実感が薄れる」「自分が自分でない感じがする」といった解離的な感覚が報告されることがあります。
副作用の出方は体質や薬の種類、量、併用状況によっても異なるため、一概には言えません。上記はあくまで一般的な傾向としてまとめたものです。
お知らせ

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今後も引き続き双極性障害の方を中心にアンケート・体験談の回収を行なっております。
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本記事の内容は、医療行為を目的としたものではありません。記載されている情報は、双極性障害を抱える方々のアンケート結果をもとにした個人的な意見・感想・分類の試みであり、医学的な診断・治療の代わりにはなりません。
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