【躁鬱・双極性障害】「本当は伝えたい。でも言えなかった」─双極性障害の本人が支援者に対する心の声、174人の本音

「本当は伝えたい。
でも言えない」
双極性障害の本人が
支援者に対する心の声、
174人の本音
運営者紹介
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私たち『躁うつ塾』は双極性障害の方を中心に様々なサービスを提供しています。
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記事の内容について
質問内容:支援者の人に本当は伝えたいけれど、未だ伝えられていない心の声を教えてください。
アンケート回答数:174件
データの解答の傾向や、回答数、解答内容に応じた傾向まとめ
今回のアンケート「支援者の人に本当は伝えたいけれど、未だ伝えられていない心の声」には、双極性障害を抱える当事者の切実な思いが多く寄せられていました。174件におよぶ自由記述の回答を分析したところ、次のような傾向が見受けられました。
■最も多かったのは「感謝」の気持ち
回答の中で最も頻出したのは、「ありがとう」「助かっている」といった感謝の表現でした。内容としては、「いつも見守ってくれてありがとう」「自分が崩れてもそばにいてくれてうれしい」といった、日常的な支えへの感謝が多く見られました。「迷惑をかけているかもしれないが、それでもいてくれてありがとう」といったニュアンスが多数存在し、支援者への信頼と尊重の気持ちが強く感じられます。
■次点で多かったのが「申し訳なさ・罪悪感」
「迷惑をかけてごめんなさい」「振り回して申し訳ない」「自分の存在が負担ではないかと不安」といった、罪悪感や謝罪の言葉が多く見られました。これらの回答には、「支援者に本音を打ち明けられない」「自分のせいで疲弊させてしまっているのではないか」といった、内に抱え込んだ苦悩がにじんでいます。支援を受ける側でありながらも、支援者を思いやる気持ちが強く、複雑な感情が交差している様子が伺えます。
■「死にたい」「消えたい」など、伝えられない希死念慮
「死にたいと思っていることを言えない」「つらいけど言えない」「いない方がいいと思っている」といった回答も相当数存在しており、希死念慮や強い孤独感が深く根づいていることが読み取れます。これは支援者が受け止めるには重すぎると本人が感じているからこそ、あえて言葉にできずにいる心の声と考えられます。
■「理解されたい」という切なる想い
「病気についてもっと知ってほしい」「理解されていないと感じる」「ただ黙って受け止めてほしい」といった、共感や理解を求める声も目立ちました。これは、双極性障害の症状が目に見えないものであるため、誤解や無理解に苦しんでいる人が多いことを示しています。
■「本音を言えない」「距離感が難しい」といった葛藤
「近すぎて言えない」「怒られそうで黙ってしまう」「大丈夫と言ってしまう」といった回答もありました。これは支援者との関係が悪いわけではなく、逆に関係性が深いがゆえの言いづらさが生じている可能性があります。支援を受ける人の“本音を出す難しさ”が、ここにも反映されています。
■その他、特徴的な傾向
- 支援者自身の健康や負担を気遣う声:「無理してない?」「倒れないでね」といった声が多く見られました。
- 「伝えている」または「伝えるつもりはない」など特になしの回答も一定数ありました。
- 少数ながら、「怒り」や「否定的な感情」、「もっと距離をとってほしい」といった訴えも存在していました。
■まとめ
この設問には、当事者がふだん口にできない、あるいは意図的に伝えることを避けている本心が多数寄せられています。その多くは、支援者に対する「感謝」と「申し訳なさ」が中心でありながら、「わかってほしい」「でも言えない」「つらさを共有できない」といった矛盾や葛藤が交差していることが明らかになりました。
これらの声を拾い上げ、支援者と当事者の相互理解の一助とすることが、今後の支援関係をより良くする第一歩となるのではないかと思われます。
データの学びと活用方法の提案
このアンケートで寄せられた「本当は支援者に伝えたいけれど、まだ伝えられていない心の声」。その一つひとつの言葉には、双極性障害を抱えながら生きる人たちの、深い葛藤や願いが込められていました。
多くの方が書いていたのは、「ありがとう」「いつも感謝している」「本当に助かっている」といった、素直な感謝の気持ちでした。でもそのすぐあとに、「迷惑かけてごめんなさい」「私なんかが負担になっていないか心配」「本当はずっと死にたいと思っている」といった、とても重く、複雑な気持ちが続いていたのです。
わたしたちが誰かを支えるとき、つい「何かしてあげなきゃ」「言葉をかけなきゃ」と思いがちです。でも、実はその人が一番伝えたかったのは、「こんな自分でもそばにいてくれてありがとう」という言葉であり、「それでも見捨てずにいてくれること」への感謝だったのかもしれません。
支援をしていると、どうしても疲れたり、うまくいかないことに落ち込んだりすることがありますよね。そんなときには、ぜひ今回のアンケートの中にある「ありがとう」という言葉を思い出してみてください。面と向かって言われることは少なくても、実はたくさんの「感謝の気持ち」が、言葉にならずに心の中に眠っているのです。
もうひとつ、今回とても印象的だったのは、「死にたいと思っていることを伝えられない」という声が多かったことです。これは、支援者に心配をかけたくない気持ち、自分が弱っている姿を見せたくない気持ち、支えてくれる人をがっかりさせたくない気持ちが絡み合って、どうしても本音を出せないという背景があるように感じました。
「もっと頼ってほしい」「気持ちを打ち明けてほしい」と願っていても、相手がそれをできない理由があるとしたら、無理に引き出すのではなく、「いつでも話せるよ」「ここにいるからね」という雰囲気をつくっておくことが、実はとても大事なのかもしれません。
さらに、「支援者が元気でいてくれることが自分の安心になる」という声も多くありました。これは裏を返せば、「支援者がしんどそうだと、自分が原因ではないかと感じてしまう」「支えてくれる人の健康も、心から気にかけている」という気持ちでもあります。
つまり、支援は一方通行ではなくて、お互いに支え合っている関係なんですよね。だからこそ、支援する側のあなた自身も、疲れたときには休んでいいし、「今日は無理かも」と思う日があってもいいのです。
双極性障害という病気は、浮き沈みの波があることで知られています。その波を一緒に乗り越えていくためには、無理をしすぎないで、ほんの少しゆるく、やさしい関係を続けることが何よりの支えになります。
もし、いま支えている誰かが本音を言ってくれなくても、「言わないこと」にも意味があるのだと考えてみてください。そして、きっとどこかで伝えられていない「ありがとう」があることを、信じていてください。
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